2011年09月10日

トラキアの東の風の国

trakia.jpg


トラキアは現在のトルコ、ギリシャ、ブルガリアにまたがって
かつて存在していた(上の地図のうす茶の部分)
そこにはトラキア語を話す民族が住んでいて独自の文化が栄えた。
トラキアはあくまでもトラキア人が小部族を形成して
住み着いている「地方」であり
人数的には大勢力であったがトラキア帝国というような統一国家はなかった。
文字もなかったので正史も記録されていない。
紀元前11世紀ころには都市国家らしきものがあり
紀元前7~6世紀に全盛期を迎えた形跡はあるようだが
紀元前6世紀には早くもギリシャの植民都市が建設されているし
ペルシャが進出するとその支配下に入っている。
紀元前4世紀にはマケドニアに征服され
その後もローマ帝国、ブルガリア帝国、オスマン帝国などに
支配されつづけている。

トラキアが歴史上ではじめて登場するのは
ホメロスの叙事詩「イーリアス」で、ここにはトラキア人が
トロイアを支援して戦ったと書かれている。
紀元前8世紀半ばのことである。

紀元前の歴史家ヘロドトスはトラキアとさらにその先のスキタイまで
旅をしたらしく、
紀元前5世紀ころのトラキアの風俗についても言及している。
古代ギリシャからみるとトラキアは文明の外にあり
死を恐れぬ蛮族の土地、黄金の土地、東の果ての神秘の土地でもあった。
乱暴な風の神が棲んでいても何の不思議もないところだったのだ。



出演者情報:瀬川亮 http://www.weblio.jp/content/瀬川亮
タグ:トラキア
posted by Read at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | Voice & Story| edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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