2009年12月21日

地底の楽園シャンバラ

800px-Himalayas.jpg

シャンバラはしばしばシャングリラと混同されるが
シャングリラはヒルトンが1933年に出版した「失われた地平線」に
登場する理想郷である。
シャングリラはおそらくシャンバラをモデルにしていると思われるが
言葉の起源としては陶淵明の「桃花源記」に登場する桃源郷のことだ。

その桃源郷は美しい桃林を舟で遡って洞窟を抜けたところにあり
村人は外の世界と交流を絶って暮らしていた。
桃源郷に迷い込んだ漁師は大歓迎されたが
ひとたびそこを出ると、二度と道を見つけることはできなかった。
この「桃源郷」がシャングリラのモデルなのだが
ヒルトンの小説で英国領事をはじめとする白人4名が行くシャングリラは
飛行機でカラコルムを越えて行くチベットの秘境ということになっている。

一方シャンバラはチベットの教典「カーラチャクラ」に登場する。
教典によるとカーラチャクラはシャンバラ国の王が受けた教えとされ、
シャンバラはカーラチャクラの教えの具現化された理想郷である。
カーラチャクラにはシャンバラの場所は特定されていないが
アガルタ伝説との融合によってシャンバラはアガルタの首都とされ、
いつの間にか地底の楽園シャンバラということになったらしいのだ。

アガルタに関してはこれといった文献がない。
チベット文化圏にはもともと地下王国の伝承があり、
アガルタは古代に大洪水で沈んだ地下王国であるらしい。
「沈んだ」ということからアトランティスやムー大陸に結びつけられるが、
伝承によると地下王国には世界を網羅する通路があるといわれている。
アガルタはいつしかシャンバラと結びつき、
アガルタの首都シャンバラの入り口を求める試みがさまざまなされている。




Voice:大川泰樹 http://yasuki.seesaa.net/ 03-3478-3780 MMP
Tokyo Copywriters' Street 09年11月放送


タグ:シャンバラ
posted by Read at 10:21 | Comment(1) | TrackBack(0) | Voice & Story| edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by 時計店 at 2013年07月30日 14:44
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