2011年10月28日

ブリューゲルの「七つの大罪」



Brueghel_-_Sieben_Laster_-_7-Superbia_convert_20101002215240.jpg

銘文にはこうある。

「傲慢な者は神々を愛することがなく、神々によって愛されることもない」
「傲慢は神が何にもまして憎むもの、同様に神もまた傲慢から無視される」


ブリューゲルは「七つの大罪」を版画の世界で描いている。
上の版画はそのうちのひとつ「傲慢」

ブリューゲルは16世紀のベルギーの画家で
初期は版画の下絵をもっぱら描き、寓話をもとにした題材が多い。
1560年くらいから油絵に専念するのだが
この「傲慢」はその少し以前、1556年から1558年頃の作品に
位置づけられている。

タグ:七つの大罪
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2011年10月21日

七つの大罪NEW



今世紀になってバチカンが発表した新七つの大罪は
以下の通り。

・遺伝子改造
・人体実験
・環境汚染
・社会的不公正
・搾取(人を貧乏にさせる)
・富の独占
・麻薬中毒

いままでの七つの大罪が無効になったわけでなく
現代社会に根ざした新しい大罪が制定されたわけだが
それによると空き缶のポイ捨ても
リサイクルしない=環境汚染に繋がるということで大罪になるらしい。


出演者情報:山田キヌヲ 03-5728-6966 株式会社ノックアウト所属
タグ:七つの大罪
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2011年10月14日

七つの大罪はエジプトからはじまる



七つの大罪はキリスト教の概念だが
「罪」というよりは人に罪を犯させる源となるものをいう。
罪というよりは「罪源」となる欲望や感情のことである。

七つの大罪の起源はエジプトにあり
4世紀のエジプトの神学者エヴァグリオス・ポンティコスの著作に
八つの枢要罪として登場する。
枢要という言葉が聞き慣れないが
まあ、もっとも重要な罪、罪のなかの罪というように
考えていればいいと思う。

さて、この八つの枢要罪は以下の通りだった。
「暴食」「色欲」「強欲」「憂鬱」「憤怒」「怠惰」「虚飾」「傲慢」
七つの大罪は6世紀に法王グレゴリウス一世によって
八つから七つにあらためられたもので、以下の罪があてはまる。
「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「貪欲」「暴食」「色欲」



出演者情報:山田キヌヲ 03-5728-6966 株式会社ノックアウト所属





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2011年10月07日

黄金の蛮族トラキア

Thracian_Tomb_of_Kazanlak.jpg


ひとくちにトラキアといってもいくつかの部族に分かれており
統一国家というものは存在しなかった。
人口的にはヨーロッパの一大勢力だったので
部族同士が争わずひとりの王のもとに結束すれば
世界最強の国家も夢ではなかったはずだ。
しかし彼らの興味はそこにはなかったのだ。

トラキアは大きく分けると三つの部族があった。
南部のベッサイ族、中央のオドリュサイ族、北東のゲダイ族
世界遺産になっているスヴェシュタリのトラキア人の墳墓は
ゲタイ民族の遺跡で、黄金のマスクはオドリュサイ族の王だ。

部族によって風習も違うのでいちがいに「トラキア」として
まとめてしまうのは危険かもしれないが
共通していえることは
ギリシャやローマからは蛮族と見られていたこと、
その兵士は勇猛果敢だったこと、
魂の不滅を信じていたこと、だろうか。
古代ギリシャの歴史家ヘロドトスは言う。
「トラキアでは労働をしない人間の身分が高い。
 土地を耕すものはもっとも卑しまれる。
 戦争と略奪で生きるのが最高と言われている」

トラキアの土地は肥沃だったが
それを耕すのは奴隷の仕事だった。
トラキア人が愛していたのは戦いとそのパートナーとしての馬、
そしておそらくはまばゆい黄金の武具だっただろう。


この世でもっとも管理された集団は軍隊である(その逆は農民だ)
蛮族という言葉の示すものは礼節を知らない文明文化のない人々だが
トラキア人は高度に管理された兵士の集団であり
おびただしい黄金の異物を残したその文明は
古墳の壁画や副葬品などによって解明されつつある。



出演者情報:瀬川亮 http://www.weblio.jp/content/瀬川亮
タグ:トラキア
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