2007年07月28日

畑ライフ

畑で収穫した夏野菜とじゃがいも。
仲間と区民農園を2区画借りている。
有機肥料のみを使っている。
虫に食われても完全無農薬で意地を張っている。
野菜はしっかりと育ち、おいしい。

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2007年07月27日

フォッサマグナの塩の道

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フォッサマグナの西の境界線は
「塩の道」としても知られています。
それは越後と信州を結ぶ交易ルートでした。
糸魚川から松本までの130kmの道を
糸魚川の人たちは松本街道、
信州では糸魚川街道と呼んでいました。
信州では太平洋からくる塩は南塩、
日本海からの塩を北塩といいます。
フォッサマグナの西の境界線の塩の道は
北塩の道であったわけですが
江戸時代の中ごろからは
瀬戸内の塩が新潟まで入るようになりました。
そうすると、その塩をこんどは
信州の山の人たちも買うことになります。
塩の道を通って、糸魚川からは塩や魚、
信州からは麻や煙草、生薬や大豆などの物産が
運ばれていました。
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塩の道を通って荷を運ぶのは牛か歩荷(ぼっか)です。
険しい道は馬では通れず、
用心深くて踏ん張りのきく牛を使います。
牛でも行けない険阻な道はもう人の背で運びます。
これが歩荷(ぼっか)です。
歩荷は山に住む人々の生業でもありました。
一人前の歩荷になると五十貫(188kg)の荷を背負い
隊列を組んで山道を行ったそうです。
登りの道は15メートルほど歩いて1分休むという具合に
ゆっくりゆっくり峠をこえます。
1日中同じペースで四里か五里歩くと
そこに歩荷(ぼっか)の宿があり、
泊まることができました。
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ここで、もうひとつ
糸魚川から運ばれる魚について書く必要があります。
魚はもちろん塩魚です。
冬になると越中から能登の海に
鰤が群れをなして押し寄せるので
それを網でとらえて塩漬けにして送り出します。
飛騨を経由して信州に運ばれる鰤は飛騨鰤と呼ばれ
三十から四十本の鰤に四斗の塩を使いますが
糸魚川の鰤はもっと塩がきついものでした。
越中、能登でとれた鰤を
糸魚川まで運ぶのに日数がかかるために
塩で加工する前から
日持ちさせるための塩を使うからです。
塩魚は単純に塩を運ぶよりも手間賃が取れるので
これはもっぱら歩荷(ぼっか)が運んだといわれます。
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日本には岩塩がなく、塩は海から得るしか
方法がありません。
山では人も動物も塩を欲しがります。
山中で小便をすると動物が舐めにくるというのも
塩分が欲しいからです。
信州の人々が塩魚を買うのも塩が欲しいからです。
やはり日本の山中の話ですが
1匹の塩イワシを焼くと、焼いた日は舐めるだけ
翌日に頭を食べ、さらに翌日に胴体を食べ
四日めに尻尾を食べていたそうです。
それほど塩は貴重なものでした。
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塩はそれ事態が
エネルギーを生むものではありませんが
循環と排泄にたいせつな役割を果たしています。
生きものが塩を欲する限り、
山の道は必ず海に通じています。
フォッサマグナの西の境界線は
大切な塩の動脈でもありました。





「フォッサマグナの西の境界線に」
VOICE:大川泰樹 03-3478-3780 MMP
(東京FM Tokyo Copywriters' Street 07年7月放送)


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2007年07月22日

ひと晩で飲んだモルト

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ひと晩で飲んだモルトの種類。
モルトの収納場所から出したモルトが翌朝そのままになっているので
どれだけ飲んだかがわかる。
タグ:モルト
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2007年07月18日

フォッサマグナの活断層

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フォッサマグナの西の境界線は
糸魚川―静岡構造線と呼ばれ
その真ん中あたりは全長150kmの活断層になっています。
活断層には変位量といって
ズレの度合いを示す言葉がありますが
この活断層の変位量は松本付近で
1000年に8メートルをこえる日本最大級でした。
活断層は数千年、ときに数万年に一度
突然大きく動いて地震を発生させますが
西の境界線の活断層は
断層間隔が1000年かそれ以下で
西暦841年以来動いた記録がありません。
ということは、もしかして
満期になった1000年のチカラの貯金を
抱えているのでしょうか。
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さて、この西の境界線を横切るように
信濃川地震帯といわれた地域がありました。

過去に新潟地震、三条地震、長岡地震、
善光寺地震などが発生した地域です。
この地震帯には特徴があり
大きな地震がひとつ起きると
同じ地震帯の他の地域が連鎖反応をします。
ところで、信濃川地震帯を西に長くのばすと
阪神大震災の神戸に達します。
近ごろでは研究が重ねられ
神戸を含めて「新潟―神戸構造帯」と
呼ばれるようになりました。

この星の表面はプレートと呼ばれる岩盤が
ジグソーパズルのように組み合わさっています。
プレートはマントルの対流にのって少しづつ動き
互いにぶつかったり、
どちらかがどちらかの下にもぐったりします。
山脈ができるのも、海溝ができるのも
火山の活動も、そして地震も
プレートの活動の結果です。
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フォッサマグナの西の境界線は
4つのプレートがせめぎあう場所です。
そこには否応なく巨大な力が生まれます。
しかしその力は地震で人を傷つけようなどという
意思を持っているわけではありません。
力はチカラとしてただそこに存在するだけです。

フォッサマグナの西の境界線に沿って流れる
姫川の源流では
夏中、水の中に白い花が咲き続けます。



「フォッサマグナの西の境界線に」
VOICE:大川泰樹 03-3478-3780 MMP
(東京FM Tokyo Copywriters' Street 07年7月放送)


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2007年07月14日

フォッサマグナの温泉地帯

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*活断層 ウィキペディアフリー百科事典より転載 

フォッサマグナの西の境界線に温泉が多いのは
活断層に起因するといわれています。
活断層は地層が割れて食い違った状態をいい
その割れ目を通って熱せられた地下水が地表に出てきます。

この「熱せられた地下水」が温泉になるのですが
地表まで上昇する途中でまわりの岩石の成分を溶かしこむために
同じ温泉地帯のお湯でも源泉によって成分が異なります。

下の写真は
07年7月に秘湯会が訪れた小谷村小谷温泉。
泉質は、ナトリウム、炭酸水素塩泉。
開湯は1555年と伝えられています。
標高850mの自然林に囲まれた明るい温泉で
古くは農閑期の湯治場として
直江津や糸魚川から湯治客が集まり、町ごと引っ越してきたような
活気を呈していたといいます。

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2007年07月06日

フォッサマグナの西の境界線に

フォッサマグナの西の境界線は
静岡ー糸魚川を結ぶラインで
糸魚川ー静岡構造線と呼ばれます。
東の構造線については
明治時代の地質学者ナウマン博士が
直江津ー平塚ラインを主張しましたが
どうもそこには明瞭な境界線が発見できず
いまは柏崎ー千葉構造線と
新発田ー小出構造線が東の境界線だといわれています。

古生代の地層の上から  
新生代の地層で栓をしたような
その栓の部分がフォッサマグナと呼ばれているわけです。
深さ6000メートル以上の大スケールの栓です。

(地図の赤い部分がフォッサマグナ)
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*地図はウィキペディアフリー百科事典「フォッサマグナ」から転載

フォッサマグナは、かつて真っ直ぐだった日本列島が
弓なりに、まっぷたつに折れ曲がったことを証言しています。
フォッサマグナはその折れ目に堆積した土砂だからです。
西の構造線は日本でも有数の地滑り地帯です。
谷が平原になり、その平原がさらに下へと滑り落ち
一夜で風景が激変することがあります。

その凶暴で強大なチカラは
生まれようとして生まれたわけではなく
電車の中で押された人が
さらに強い力で隣の人を突き倒してしまうのに似ています。

西の境界線では山も谷も川も
みんなこのチカラの影響を受けています。
4つのプレートがせめぎあう日本の地質構造に
揉みくちゃにされている土地だといえます。
山や川が暴れるのではなく
暴れることを余儀なくされているところに
西の境界線の悲しみがあります。

この土地には、境界線をなぞるように川が1本流れています。
北の日本海に向かってまっしぐらに日本海に注ぐ急流姫川です。
その最初の一滴が始まる湿原に
おだやかな夏がおとずれると
サワギキョウ、フシグロセンノウ、ミヤマホタルブクロ
ソバナ、ツリフネソウ
なつかしいふるさとの花でいっぱいになります。


「フォッサマグナの西の境界線に」
VOICE:大川泰樹 03-3478-3780 MMP
(東京FM Tokyo Copywriters' Street 07年7月放送)


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